屋根は家の上部を覆い、雨や粉塵、太陽光・風などの様々なものを防いでくれる非常に重要な部分になっています。
屋根材は大きく4つに分類されます。
それぞれにメリット・デメリットがあるので地域や建築するお家によって屋根材を考える必要があります。
①粘土系
粘土を使った焼き物の屋根材になります。
特徴としては、熱を通しにくく音も響きにくいというメリットがあります。
しかし、重量があるので耐震性の面では他の屋根材に比べ劣る。
耐用年数:60年
遮熱性:◎
防音性:◎
耐風性:△
耐震性:×
②セメント系
セメントや砂などを原料として加工したもの。
一般的に粘土瓦より安く施工がしやすい。
しかし、粘土瓦と違い塗装が必要となる。
塗装がはがれると劣化が早まる。
耐用年数:30年
遮熱性:◎
防音性:◎
耐風性:△
耐震性:×
③スレート系
粘板岩という岩を加工して薄い板状にしたもの。
最近では化粧スレートというセメントに繊維素材を混ぜたものを使うものが主流となっているようです。
色やデザインが豊富なのでお好みで選べるというのも大きなポイントです。
更に重量が軽く耐震性の面においても◎。
デメリットとしては定期的な塗装が必要、強い雨などで隙間から雨水が侵入する場合がある。
コケやカビが生えやすいといったことがあります。
耐用年数:約15年~20年
遮熱性:△
防音性:△
耐風性:〇
耐震性:◎
④金属系
金属系の屋根といえば一昔前はトタン屋根がありましたが錆が発生したり、遮熱性がないということで
現在はほとんど使われていないようです。
最近の主流はガルバニウム鋼板などの合金メッキ板などが多いようです。
特徴は、耐火性・耐久性に優れていて軽い。デメリットは断熱性・防音性があまりなく衝撃に弱い。
耐用年数:30年
遮熱性:△
防音性:△
耐風性:◎
耐震性:◎
大まかな形でまとめてみました。
これから住宅を見るときは屋根に注目してみても面白いかもしれませんよ(^^)/