本日は、これからマイホームの購入やリフォームをご検討されている皆様に、少し耳の痛いニュース。。。
連日ニュースで報道されているイラン情勢をはじめとする中東の緊張状態。
遠い国の出来事のように感じられるかもしれませんが、実は今、私たちの「住まいづくり」に直結する大きな影響を及ぼしています。
先日、LIXILやTOTOといった大手メーカーの「システムバス(お風呂)」が、受注停止という異例の事態に陥っています。
「なぜ原油がお風呂に関係あるの?」と疑問に思われるかもしれません。 システムバスの浴槽や床、壁パネルなどには、FRP(繊維強化プラスチック)や人工大理石などの樹脂素材がふんだんに使われています。
これらの原料となるのが石油(原油)なのです。
原油が入ってこないことで部品が作れず、メーカーも製品を組み立てて出荷することができない状態になっています。
お風呂だけではなく、断熱材や屋根材、塗料にいたるまで住宅関連資材も軒並み値上がるとか。
不動産業を営んでいる私たちにとっても、非常に心苦しいニュースです。
今回の事態は過去の「ウッドショック」や「半導体不足(給湯器不足)」を彷彿とさせます。
住宅産業がいかにグローバルなサプライチェーン(供給網)の上に成り立っているかを、改めて痛感しています。
お客様にとっては「家は完成しているのにお風呂が入らないから引っ越せない」「希望していた色やグレードの設備が選べない」といった多大なストレスに繋がってしまいます。
世界情勢に左右されてしまうのはもどかしい限りですが、嘆いてばかりもいられません。
今後の展望と、これから家探しをする方へのアドバイス
今後の展望として、仮に中東情勢が落ち着き、原油の供給が回復して受注が再開されたとしても、一度上がった設備機器の価格は、すぐには元の水準に戻らないと予想されます。
物流費や人件費の高騰も相まって、住宅全体の価格は高止まり、あるいはさらに上昇する可能性が高いでしょう。
では、これからどう動くべきか?プロとしての具体的なアドバイスは以下の3点です。
●スケジュールには「ゆとり」を持つこと
注文住宅や大型リフォームをご検討の方は、想定よりも工期が延びる前提で、引っ越し時期や仮住まいの計画に十分な余裕を持たせてください。
●「建売住宅」や「中古住宅」の価値の再評価
すでに設備が組み込まれて完成している「新築建売住宅」や、現況でお引き渡しができる「中古住宅」のメリットが現在非常に高まっています。
「今すぐ新しい生活を始めたい」という方には、設備の入荷待ちがないこれらの選択肢をおすすめします。
●とにかく早めの情報収集と決断を
状況は日々刻々と変化します。設備メーカーの代替品の提案や、在庫を確保している物件の情報など、リアルタイムな情報戦になっています。
不安を煽るような内容になってしまいましたが、大切なのは「現状を正しく把握し、早めに手を打つこと」です。
弊社といたしましても、情報収集などに努め、お客様にとって安心してお住まいの検討、不動産の購入・売却をお手伝いできるようにしたいと思っています。

















